6. 遠赤加熱の効果(実施例 その1)

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1. 金属塗装

No. 処理物 従来法 遠赤外線加熱実験結果
1 スチール棚にクリーム色塗料 熱風炉 120℃×20分 ワーク温度 140℃×5分
2 アルミ板にクリアー塗装 シュバンクガス雰囲気炉 セッティング 40分 乾燥  140℃×75分 セッティング 25分 ワーク温度 145℃×5分
アルミ板にクリアー塗装 +アクリル塗装 シュバンクガス雰囲気炉 130℃×50分 ワーク温度 190℃×3分
3 缶蓋に水性塗料 バッチ式熱風炉 100℃×6分 ワーク温度 183℃×3分
4 アルミ製スキーストックに白色塗料 熱風炉 150℃×60分 ワーク温度 155℃×5分
5 SUS板に黒色シリコーン塗料 熱風炉 150℃×10分 ワーク温度 117℃×2分
6 アルミ鋳物ガスメータボディに 灰色塗料 熱風炉 150℃×20分 ワーク温度 225℃×10分
7 アルミホイールにクリアー、 白色粉体、溶剤塗装 熱風炉セッティング 30分 乾燥 140℃×20分 ワーク温度 150℃×12分
8 L形パネル鋼板、アルミ板に プライマー焼付 ガス熱風炉 180℃×10分 ワーク温度 150℃×6分
L形パネル鋼板、アルミ板に 仕上げ塗装焼付 ガス熱風炉 230℃×10分 ワーク温度 230℃×6分
9 防振ゴム用止め金具に塗装 自然乾燥 30分 ワーク温度 85℃×2分

2. プラスチック塗装

No. 処理物 従来法 遠赤外線加熱実験結果
1 ナイロン製エンジンヘッドカバーの アクリルウレタン塗料 熱風炉 80℃×20分 ワーク温度 71℃×10分
2 ABS製自動車部品に スモーククリアー 熱風炉 70℃×60分で べたつき有り ワーク温度 105℃×15分
3 PVC自動車内装材に 灰色ウレタン塗料 蒸気雰囲気炉 80℃×30分 ワーク温度 84℃×10分
4 アクリル製つまみに アクリル系塗料 バッチ式熱風炉 80℃×30分 ワーク温度 90℃×10分
5 ABS製カメラ部品に 2液性ポリウレタン塗料 熱風炉 70℃×30分 ワーク温度 98℃×6分
6 樹脂製シリンダーヘッドカバーに 赤色塗料 熱風炉 80℃×30分で 収縮率NGであった ワーク温度 73℃×10分
7 樹脂製操作ボタンに黒色塗料 熱風炉 155℃×15分 ワーク温度 170℃×8分
8 アクリル樹脂製ポジションプレートに 黒色ウレタン塗料 熱風炉 50℃×40分 ワーク温度 85℃×3分
9 ABS樹脂製テレビキャビネットに 黒色ウレタン塗料 熱風炉 50℃×40分 ワーク温度 65℃×1.5分
10 ガラス繊維入ナイロン66製 ロッカーカバーのウレタン塗装 熱風炉 80℃×20分 ワーク温度 遠赤外線70℃×2分+ 熱風70℃×10分

3. 木製品塗装

No. 処理物 従来法 遠赤外線加熱実験結果
1 白木に黄変防止塗料 自然乾燥
一昼夜でもべとつき有り
ワーク温度 71℃×5分
2 木製時計台にウレタン塗料 自然乾燥×2~3時間 ワーク温度
熱風50℃×5分+遠赤外線50℃×10分
3 緑色塗装済卓球台にラッカーエナメル塗布 雰囲気炉 50℃×50分 ワーク温度 57℃×7分
4 ナイトテーブル(下地処理済)にラッカー塗布 自然乾燥×2時間 ワーク温度
熱風60℃×14分+遠赤外線80℃×2.5分
5 ナイトテーブル(下地処理済)にウレタンクリアー塗布 雰囲気炉 45℃×2~3時間 ワーク温度
熱風60℃×29分+遠赤外線80℃×5分
6 エレキギターにウレタンクリアー塗装 雰囲気炉 40℃×2~2.5時間 ワーク温度 70℃×9分
7 システムキッチン用扉他部材にウレタン塗装 雰囲気炉 40℃×2~3時間 蒸気遠赤外線
ワーク温度 55℃×10分
8 木製家具(椅子)にウレタン塗装 雰囲気炉 セッティング 常温×30分 乾燥 40℃×90分 蒸気遠赤外線
セッティング 常温×15分
乾燥  55℃×12分