2.小物部品の乾燥でバラツキが出てうまく乾燥できません。
従来は単一部品を遠赤乾燥炉に流していたが、多品種少量生産になり様々な小物部品を混合して流したところ、焼きの甘い部品、焼き過ぎの部品等が出てきたと連絡がありました。
調査したところ50~10mmφ、厚みが10~1mmtの混合であったため、各部品の材質差(比熱の差)、重量差、受光部面積の差があるため昇温速度の差が生じているのが原因でした。
対策として材質の同じものをグループ分けするか、厚さ、受光部面積によりグループ分けしそれぞれ加熱テストをし搬送速度を変えるか加熱温度を変えなければなりません。
対策の結果、手間が増えましたが遠赤の効果により他の加熱方法より有利のままでした。